犬が食べてはいけない危険な食べ物には、どんなものがあるか知っていますか?
「玉ネギ」はダメだとよく聞く気がする。
「玉ネギ」も犬が食べてはいけない食べ物です。
その他にも、人が美味しく食べられる物でも犬にとっては害になる食べ物は、普段の日常生活の中に多く存在します。
誤って愛犬が食べてしまった場合、中毒を起こしてしまったり、最悪の場合命に関わる危険もあります。
そんな悲しいことになってしまわない為に、今回は犬が食べてはいけない危険な食べ物を8種類紹介!
食べた場合に起こる中毒症状についても詳しく説明します。
愛犬を守れる知識を一緒に身につけていきましょう!
- 犬にとって危険な食べ物
- 食べてしまった場合の中毒症状
- 食べてしまった場合にするべき事
ぜひ参考にして下さい。
今回紹介する犬にとって危険な食べ物は、この8種類!
- 玉ねぎ(ネギ属)
- アボカド
- ぶどう、レーズン
- 銀杏
- アルコール
- カフェイン
- チョコレート(カカオが多く含まれているもの)
- キシリトールガム
では、「玉ネギ(ネギ属)」から順番に詳しく説明していきます。
玉ねぎ(ネギ属)
犬が食べてはいけない食べ物で1番有名なのが「玉ネギ」ですが、他にも「ネギ属」というものに分類される食べ物も食べてはいけない食べ物なので、代表的な物を紹介します。
- 玉ネギ
- ラッキョウ
- ニンニク
- ニラ
など「ネギ属」に分類されている食べ物は、犬は食べてはいけません。
次に、中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 元気が無くなる
- 貧血
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
- 血便
などの症状が出ます。
これは、「ネギ属」に含まれる成分「アリルプロピルジスルフィド」が、血液中の赤血球を壊してしまうことによって中毒症状が起こります。
ここでふと、遠い昔の記憶を思い出したのですが、祖母の愛犬が食べていた晩御飯は、残り物の味噌汁だった!!
えっ!!思いっきり「玉ネギ」食べてんじゃん💦
祖母の愛犬は、よく白ご飯に残り物の味噌汁をかけたご飯をめっちゃ美味しそうに食べていました。
でも、会った時はいつも元気でした💦
実は、健康な犬であれば腹痛や下痢だけで治まることがあるみたいなのです。
しかし、それは祖母の犬がたまたま中毒を起こさなかっただけで、中毒を起こしてしまう摂取量などには個体差があるので、「玉ネギ」を食べることに対して危険が無いという訳ではありません。
実際に命を落としてしまったケースもあるみたいなので、「ネギ属」に分類される食べ物は食べさせない方がいいです!
次は、「アボカド」について説明します。
アボカド
「アボカド」も犬が食べると中毒症状を引き起こしてしまう場合があります。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 食欲が無くなる
- 嘔吐
- 下痢
- 呼吸が荒い
- 腹痛
などの症状が出ます。
「アボカド」には、「ペルシン」と言われる成分が含まれています。
「アボカド」の実や葉などに含まれていて、殺菌作用のある成分です。
人は「ペルシン」を体内で無毒化できます。
犬は、「ペルシン」を体内で無毒化することができない為、「アボカド」を食べると嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす原因になると言われています。
「アボカド」に含まれるたんぱく質によってアレルギー症状が出る場合があったり、高カロリーなので肥満や糖尿病になる場合があったり、種は消化できず詰まる恐れがあったりと愛犬にとって危険な場合が多くあります。
「アボカド」は、ドックフードなどにも使われている場合がありますが、安全性が確立されている訳ではないそうです。
不明確なことが多いので、情報収集できる私達飼い主がいろいろな情報を照らし合わせて、愛犬を守れる判断をしていきたいですね。
次は、「ぶどう、レーズン」について説明します。
ぶどう、レーズン
「ぶどう」や「レーズン」も犬に与えると中毒症状を引き起こしてしまう食べ物です。
「ぶどう」や「レーズン」の品種に関係なく、中毒症状を引き起こしてしまう可能性があると言われています。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲が無くなる
- 腹痛
などの症状が出ます。
「ぶどう」や「レーズン」を食べると中毒症状を引き起こす可能性がありますが、明確な原因はいまだに解明されていないそうです。
舐めた程度では中毒症状は出ませんが、少量でも食べてしまうと中毒症状が出てしまう可能性があるので、少量でも食べてしまった場合は、万が一を考慮して動物病院に連絡するか診てもらうことをおすすめします。
次は、「銀杏」について説明します。
銀杏
秋の味覚である「銀杏」も犬にとっては、中毒症状を引き起こしてしまう食べ物の1つです。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 嘔吐
- 下痢
- 呼吸が荒い
- 痙攣
- 発熱
- めまい
- ふらついている
などの症状が出ます。
「銀杏」には、「メチルビリドキシン」と「ギンコライド」と言われる犬にとって危険な成分が含まれています。
ビタミンB6(神経伝達などに関わってくるビタミン)の働きを阻害してしまう成分。
痙攣やてんかん発作などを引き起こす原因になってしまう成分です。
銀杏の外皮に含まれている成分。
皮膚に接触することで、皮膚炎や頭痛、吐き気などの症状を引き起こしてしまう成分です。
愛犬が落ちている「銀杏」を踏んだり、口にくわえただけで症状を引き起こしてしまう場合があります。
犬の個体差にもよりますが、「銀杏」は1粒だけでも中毒症状を引き起こしてしまう可能性があるので、秋の時期のお散歩や自宅で「銀杏」を食べる時など気をつけないといけませんね。
秋のイチョウ並木は綺麗ですが、愛犬と一緒の時は要注意です。
「銀杏」は、食べ過ぎると人も中毒症状が起きてしまう場合があります。
次は、「アルコール」について説明します。
アルコール
「アルコール」も犬に中毒症状を引き起こしてしまう成分です。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- ふらついている
- ぼんやりしている
- ぐったりしている
- 嘔吐
- 下痢
- 呼吸が弱い
などの症状が出ます。
犬は「アルコール」を体内で分解できません。
その為、「アルコール」が分解されないまま体内に残ってしまい脳に影響を与えてしまします。
人も「アルコール」を体内で分解する能力が弱いと体調を崩します。
まさに私がそうです。全く飲めません。
犬は、「アルコール」を少し舐めただけでも中毒症状が出る場合があります。
掃除の時などに使う「除菌用のアルコール」も犬にとっては良くありません。
お酒を楽しむ時は、なるべく犬が触れられない場所にお酒を置いたり、愛犬が触れる場所は「ノンアルコール除菌」のものを使うなどして、気をつけたいですね。
次は、「カフェイン」について説明します。
カフェイン
「カフェイン」が入ったコーヒーなども犬が摂取してしまうと中毒症状を引き起こしてしまう成分です。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 興奮する
- 嘔吐
- 下痢
- 痙攣
- 筋肉が硬直する
- 呼吸不全
などの症状が出ます。
「カフェイン」が入ったコーヒーを良く飲む人も多いと思います。
私もコーヒー大好きで、毎日飲んでいます!
「カフェイン」が含まれている食品は、コーヒー以外にも多くあります。
- 緑茶や紅茶
- エナジードリンク、栄養ドリンク
- ココアパウダー
- チョコレート
- ガム
など
実は、「カフェインレスコーヒー」にも数パーセントの「カフェイン」が含まれています。
「カフェインレス」の基準は、「カフェイン」を90%以上除去したコーヒーなので、「カフェインレス」だから安心という訳ではないのです!
Less(レス)って「より少ない」って意味だった!
知らなかったよ(´;ω;`)
「カフェイン」には、中枢神経(脳や脊髄に関係している神経)を刺激する働きがあります。
その為、犬が「カフェイン」を摂取してしまうと興奮してしまったり、心拍数が上がり心臓に負担がかかってしまうなどの中毒症状を引き起こしてしまいます。
「カフェイン」は、コーヒー以外にも身近にある食品に含まれているので、注意が必要ですね。
次は、「チョコレート」について説明します。
チョコレート(カカオが多く含まれているもの)
「チョコレート」も犬が食べてはいけない食べ物です。
我が家では、【うーさん】(夫)がチョコ大好きなので、「チョコレート」は常備されていて、ほぼ欠かしたことが無いです。
「チョコレート」は心の栄養にもなっています。
「チョコレート」をいっぱい食べているのにニキビが出来ない体質が羨ましい。
日常生活で「チョコレート」を使った食べ物はたくさんあるので、注意が必要ですね!
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- 嘔吐
- 下痢
- 水をたくさん飲む
- 尿の量が増える
- 神経過敏
- 興奮
- 震え
- 動機
- 突然死
などの症状が出ます。
「チョコレート」の原料であるカカオには、「テオブロミン」という成分が含まれています。
血流が良くなったり体温を上げる効果があったり、人にとっては良い作用をもたらす成分なのですが、犬にとっては神経や心臓に異常をきたしてしまう有毒な成分。
犬は、「テオブロミン」を体内で分解する能力が低い為、体内で有毒物質が溜まってしまい中毒症状を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。
最悪の場合は命に関わってしまいます💦
特にカカオ濃度が高い「チョコレート」になるほど、中毒症状の危険が高まるので、愛犬が「チョコレート」を食べてしまわないように、しっかりと管理しないといけないですね。
次は、「キシリトールガム」について説明します。
キシリトールガム
人が食べるガムやお菓子に含まれている「キシリトール」も犬にとっては、中毒症状を引き起こしてしまう食べ物です。
中毒になった時の症状を紹介します。
中毒になってしまった時の症状
- ふらついている
- 元気が無い
- 嘔吐
- 下痢
- 痙攣
- 食欲が無くなる
などの症状が出ます。
人口甘味料の一種で、人にとっては口腔内の改善が期待できる成分です。
「キシリトール」を犬が摂取してしまうと「インスリン」という血糖値を下げるホルモンを過剰に分泌してしまいます。
その為、血液中の糖の濃度が下がってしまうことによって低血糖になり、中毒症状を引き起こしてしまうのです。
低血糖以外にも、肝臓の数値が上がってしまい急性肝不全になってしまう場合もあります。
しかし、急性肝不全になってしまう理由は分かっていません。
「キシリトール」は、私達の身近なものに含まれていることが多いです。
例えば、犬用のデンタルグッズにも少量の「キシリトール」が含まれている商品もあり、身近な食べ物では苺やレタスなどにもごく少量ですが「キシリトール」が含まれています。
中毒症状が出てしまう摂取量や重症度は、犬の個体差によって違いはありますが、「キシリトール」が愛犬にとって有害になってしまう場合もあるので、しっかりと飼い主である私達が理解したうえで対応していきたいですね。
食べてしまった時は?
もし、食べてしまった場合はどう対処すればいいのかについて説明します。
自己判断してしまうのは危険です!
必ず動物病院で診てもらうか、緊急の場合は動物病院に電話をしましょう。
食べてしまった時に確認した方がいい事
危険な食べ物を愛犬が食べてしまった場合、まず状況を確認します。
(※愛犬の状態が緊急を要する場合は、すぐさま動物病院に連絡をし、獣医師さんの指示に従って行動してください!)
- 食べてしまった食べ物の種類
- 食べてしまった時の時間
- 食べてしまった量
- 愛犬の状態
をメモなどに記録しておくことをおすすめします。
動物病院で診てもらう際、この情報があると獣医師さんも診察しやすくなり、適切な治療をしてもらえる可能性も高くなります。
危険な食べ物を愛犬が食べてしまった時は、焦ってしまい自分がパニックになってしまいそうですが💦
自己判断で愛犬を危険な状態にしてしまわないように、いざという時に頼れる動物病院をあらかじめ数か所決めておいたり、日頃から危険な食べ物を愛犬から遠ざけたりと愛犬を守れる環境作りも大切ですね。
動物病院によって休診日など違いがあるので、休診日が被らない2ヶ所の動物病院をいざという時の頼れる場所として決めています。
まとめ
犬が食べてはいけない食べ物は、中毒症状を起きてしまう原因や摂取量は現在も明確になっていないものもあり、個体差によっても中毒症状の重症度は様々です。
もし、「過去に愛犬が危険な食べ物を食べてしまったけど大丈夫だった」という経験があったとしても、いつ愛犬が体調を崩してしまうか分かりません。
実際に中毒症状が起こってしまい苦しんだ犬達がいます。
犬にとって良くないとされている食べ物は、安易な気持ちで与えたり、犬が届く場所に置いたりすることはおすすめできません。
瞳をうるうるさせてお座り待機してくれているのに、自分が食べている物をあげれないのは、心をえぐられそうになります💦
しかし、ここは「愛犬の為!」と自分に言い聞かせて、与えるのを控えて愛犬の健康を守っていきたいですね。
すっごい速さで成長していく愛犬と幸せな想い出をいっぱい楽しみながら作って行きましょう!
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